セナちゃんと恭ちゃんと
別れて俺は久しぶりに地元に帰った。

「変わらへんな…」

昔のまま。
真一がいたころのままだ。

「シゲちゃん?」

声のしたほうをみると…

「真一のお母さん…」

真一のお母さんがたってた。

「久しぶりやね。元気にしとった?」

あの頃と変わらない笑顔。
その笑顔は真一そのものだった。