ポケットにはチョコレート


「『セナはあんな子達をどう思う?』
聞きたくなかった。
なのに聞いてしまった。
セナは‥‥『遠い』そういった‥‥
近くにいたセナがすごく遠くなった」

「恭ちゃん‥お前‥」

シゲは話を聞いてて多分気づいたん
だろう。

「あぁ‥‥俺は施設で育った‥」

ここまで話してしまったら
俺はすべて話そうと思った。

ずっと怖かった。
こんな話を聞いてシゲがきえて
しまいそうだったから。