ポケットにはチョコレート


「え?」

そのアパートを指差しながら
シゲをみると

「恭ちゃーん
私立やないんやで?
こんな馬鹿学校に
寮があるだけすごいわ」

それでもこのボロさはすげーよ‥

「そんなもんなのか?」

「中嶄やで?こんなもんやろ~
男子8に女子2の割合なんやし
もー男子校てゆーても
ええぐらい」

「はぁぁ恭ちゃん
俺ら彼女作れんで」

彼女なんかどうでもいい。
俺‥このアパートで耐えれるか?