ポケットにはチョコレート


「シゲ次降りるから」

「降りるのはえーけど‥
だからどこ向かってるん?」

どこに連れて行かれるか
わからないシゲは
電車の中でずーーと聞いていた。

「まだ‥‥‥教えない
ほら行くぞ‥‥」

ニヤリと笑っていうと
シゲは「こわー」とビビりながら
俺の後に続いて電車を降りた。

確か‥‥
この駅の近くだったはず。