ポケットにはチョコレート


「恭ちゃーん。どこいくねん」

「いーから黙って乗っとけ」

そう言うと
「わけわからーん」と
ちょっといつものシゲに
戻っていて

少しホッとした‥‥。

今から向かう場所で
シゲを救えるかはわからない。

でも
それでも

少しでも救ってやりたい。

揺れる電車の中俺は
そう思った。