ポケットにはチョコレート


「わ、わかんないよ‥
わかんないよ!恭ちゃん!」

そう泣きながら言って
セナは走っていった。

「セナ、ごめん‥‥」

消えてしまったセナに

俺は謝った‥。

もう
あの笑顔を見ることも
毎日ポケットにチョコを
入れてくことも

なくなった。

俺は自分から

セナを離した。

傷つけたくなくて
消えてほしくなくて

セナにたいする想いを
隠してた。

だけど結局‥‥

自分が傷つきたく
なくて

セナを
泣かせた。

「ごめんな‥」

声になる言葉は
それしかなかった。