ポケットにはチョコレート


「行かねえ‥‥
っていったらどうする?」

俺が少し笑っていうと

「お姫様抱っこして
連れて行ったるわ」

「は‥それは死んでも
嫌だわ」

そう言うとシゲは
大笑いした。

そんな大声で笑う必要あるか?
ってぐらい。

でもすぐにわかった。
シゲはわざとこんな大声で
笑ってるって。

セナに
聞こえるようにだ‥‥

「シゲ‥‥俺、今からどんな
風にセナに接したらいい?」

「いつも通りでええやん。
元々あんま喋らん奴なんやから
あからさまにブスーとしなければ
大丈夫やて」

ポンポンと肩をたたきながら
シゲは言う。

「ん」

いつも通り‥
大丈夫だ。
こいつがいれば‥