ポケットにはチョコレート


「同情っていわれたら
そうかもしれない。でも‥

「セナはあんな子達を
どう思う?」

なにか話そうとしてる
セナよりも先に言ってしまった。

なんで
こんなこと聞いてしまうんだ‥

「どうっていわれてもわからないよ。
あたしにはあの子達が遠すぎて‥
無責任にどう思うなんて
いえない‥‥」

遠い‥‥‥かぁ。

「なら‥幸せになってとかも
簡単に口に出すな。
あの子の抱えた闇は‥
そんな簡単に消えない。
親に手を離された奴は‥
そんな
幸せなんて期待してない。
遠いなら‥
お前にとって
遠いならそんな軽々しく
あの子に願うな‥」

あぁ。
俺‥‥これ自分のことだ。

セナは悲しい顔で
俺を見つめてる。