ポケットにはチョコレート


「別に謝らんでも
ええけどな~」

買ってきたジュースを
渡しながらシゲはいった。

「サンキュ‥」

~ぴろりん

メールの音がなる。

『恭ちゃん屋上ー??
今日まだ会ってないね‥』

セナからだった。

「俺、帰る‥」

「メールセナちゃんか?
無視してそのまま帰るん?
セナちゃんはなにも
悪くないで?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

『ごめん、具合悪いから
帰るわ』

とりあえず返事をして
俺は寮にもどってしまった。