第6章。



「なぁにイライラしてんねん」

呆れた顔でいうシゲ。

「してねーよ‥」

「してるやんかぁ。
ええやん。違う男と話ししとった
だけやん」

「‥‥‥‥‥‥‥」

今、シゲと2人で屋上。

さっき
教室に行くとクラスの男と
楽しそうに話してるセナがいた。

いつもは俺が来ないと
教室来ないくせに。

それを見てから
俺は授業なんか受ける気分
じゃなくなって

シゲを巻き添えにして
サボリにきた。