あなただけを見つめてる。




根本さんの後ろには、いつも一緒にいる取り巻きのふたりもいた。


この3人が揃うと、ほんと迫力あって存在そのものが恐ろしい。


3人とも、怖い顔してめっちゃ睨んでるし……。



「葉月さんて、向日くんに憧れてたんだね」


「……っ!」



口火を切ったのは根本さんだった。


いきなりその話題に触れられて私は動揺を隠せなかった。


根本さんたち、私が借り人競争でひいたお題のこと知ってるからこんなこと言うんだよね……。



「でもわかるよ?葉月さんがそのお題で向日くんを指名した気持ち」


「……え?」


「向日くんは、葉月さんにないものすべてを持ってるもんね?」


「そうそう、地味な葉月さんとじゃ正反対すぎて、住んでる世界が違いすぎるって感じ?」



“あははははっ!!”



私をバカにしたように笑う3人。


この人たち、私に何が言いたいの?