あなただけを見つめてる。




焼き肉屋の大広間に、16人くらいずつ2列に分かれて座る。


入口側の列の端に私は座り、その隣には緑川さん、私の前には希子ちゃん、その隣に望ちゃんが座った。


幹事の役割を果たしている向日くんと土屋くんは奥の列に座っていて、根本さんたち目立つ女子グループはその隣の席をしっかりキープしていた。



「3組のみんな、今日は最高に楽しい体育祭だったな!これからある行事もみんなで思いっきり楽しんでこーぜっ!そんで、最高な思い出作ってこーっ!ってことで、今日はおつかれっした!カンパーイッ!!」



“カンパーイッ!!”



向日くんの掛け声で、私も緑川さんや希子ちゃんたちとジュースで乾杯する。


運ばれてきたお肉を各自で焼こうとしたら、緑川さんがすっとトングを手にして。



「あたし、焼くよ」



そう言って、みんなの分の焼き肉を焼いては、それぞれのお皿に取り分けてくれた。