あなただけを見つめてる。




体育祭も無事に閉会式を終え、それぞれ自分のクラスに戻る。


うちのクラスは、惜しくも総合優勝することはできなかったけれど、総合3位という好成績をおさめることができた。



「今日、夕方から焼き肉屋で打ち上げするから、予定ないやつはみんな来てな~!」



毎度お馴染み、向日くんがクラスメートたちに声をかける。



“打ち上げだって!絶対行くよねっ!”


“たのしみ~♪”



根本さんたちも相変わらずの大はしゃぎっぷりだし。


私は、どうしよう……。



「…………」



ちょっと前までの私だったら、迷わず不参加だったのにこんな風に迷うってことは、やっぱり私、向日くんのことが……。


気付いてしまった自分の気持ちに戸惑っていた。



「葉月も緑川も今回は来るだろ?」



すると、いつの間にかクラスの中心にいた向日くんが私の隣の席に戻ってきていて。



私と、それから緑川さんに向かって声をかけてきてくれた。