あなただけを見つめてる。



それから、プログラムはどんどん進み、次は、ついに恐れていた2年クラス対抗リレーだ。



「葵ちゃん、いよいよだね~!」


「……うん、」



グラウンドの集合場所へと向かう途中、希子ちゃんが私に話しかけてくれたけど、いっきに高まる緊張感で、今の私はすっごくひきつった顔してるんだろうな……。



「葉月!」



すると、聞き覚えのある声が後ろからして振り向けば。



「……向日くん」



キラキラ笑顔の向日くんが立っていた。



「おい、葉月。おまえなんつー顔してんだよっ。笑顔笑顔っ!」



そう言って、私の肩を抱くみたいにしてポンポンと叩いてきた向日くん。



……ドキッ。


そんなことされたら、余計にドキドキしちゃうよ。