飛びぬけた容姿のせいか、オーラがあるからか、ほんとどこにいても目立ってるよね。
なんの話をしているのかはわからないけど、向日くんすっごく楽しそうに笑ってるな。
あの笑顔見てると、自然とこっちまで明るく元気な気持ちになれるんだよね。
だから、向日くんの周りにはいつも人が集まるのかな。
向日くんたちの横を通ろうとしたとき。
ふと、向日くんと視線がぶつかる。
──ドキンッ!
瞬間、優しく笑いかけてくれたように見えたのは、私の気のせいかな……?
ドキドキがうるさくて、私は足早に自分の教室に戻った。
そういえば向日くん。
私のダテメガネの話は誰かにしたのかな……。
「…………」
ううん、きっと向日くんならそんなことしない。
なんとなくだけど、そう思う。



