あなただけを見つめてる。



「え?あのっ……、向日くんちょっと焼けたなって思って」


「葉月、よく気付いたね」



……ドキッ!



「いや、なんとなくそうかな~って」



私のバカバカバカッ!


焼けたことに気付くってことは、私が前から向日くんのこと見てるみたいじゃん!


なんでもっとマシな言い訳思いつかなかったんだろう~っ。


恥ずかしすぎるよっ。



「実はこの連休中、ずっとサッカーしてたからさ~ぁ」



やっぱり、サッカーで日焼けしたんだ。


ゴールデンウィークは毎日初夏みたいな陽気だったし、焼けるのも無理ないよね。


でも、なんかうらやましいな。


向日くんには一生懸命になれるものがあって。


つい、自分と比較しちゃうよ。


それで、改めて思い知らされる。


私とは全然違うってことを──。