「だけど、私はある人との出会いによって、そんな自分を変えたいと思いました。その人は、いつも太陽みたいに明るくて。キラキラとまぶしくて。エネルギーがあふれていて。普段、ネガティブな私ですが、その人と一緒にいると自然と元気が出てポジティブになれるんです」
きっと、朝陽くんと出会っていなければ。
私は今でもずっと日陰に咲く雑草のままだったはず。
それが自分にとって平和な生き方なんだと信じていたはず。
「次第に、私もそんな人になれたらいいなって思うようになって。その人が太陽なら、私は日陰に咲く雑草なんかじゃなくて、太陽に向かって堂々と咲く向日葵のようになりたいって、そう思ったんです」
朝陽くんも好きだと言ってくれた、“向日葵”に──。
「そのためにも、自分に自信をつけたくて。苦手なことを少しでも克服したくて。そしてまた、私が変わろうとする姿がまた誰かの変わるキッカケになれたらいいなと思い、コンテストに参加することを決めました。まだまだ変化途中の私ではありますが、みなさんからの投票が私の励みとなりますのでよろしくお願いします」
私は深々とお辞儀をした。
すると。
──パチパチパチパチ!!
会場は割れんばかりの拍手に包まれ、来客者からだけでなく出場者たちまで拍手を送ってもらえた。
良かった。
ちゃんと最後まで言うことができた。
私でも、こんなに大勢の前で自分の気持ちを伝えることができるんだ。
それは、私にとって大きな自信にもつながる。
今は達成感でいっぱいで、ホッと気が抜けてしまっていた。



