あなただけを見つめてる。




それからは、体育の授業は体育祭に向けての練習ばっかり。



「今日は2年生全クラスでリレーの練習するからなー!おまえら、1位目指して頑張れよー!」



ホームルームで担任からそう告げられてた瞬間、私のテンションは一気にダダ下がりだ。


足が遅すぎる私にとって、もはやそれは拷問レベル……。


絶対、クラスの足をひっぱちゃうに決まってるもん。


ほんと、憂鬱すぎるよぉ……。



「はぁ……」



なんか私、最近、溜め息ばっかりついてるかも。



「どした?元気ねーじゃん」



そんな私に気付いてくれたのは、隣の席の向日くんだ。



「私、足遅いからクラスのみんなに迷惑かけちゃうかも……。ごめんね」


「なんだ、葉月はそんなこと気にしてんの?」


「え?」



そんなこと……?