あなただけを見つめてる。



そして、私は中学生になった。


最初の頃は、男女問わずみんなと仲良しだった。


だけど、平和で楽しかった生活はだんだんと影を落としていく。



「なぁ、葉月って女子の中で一番かわいくねーか?」


「顔もいいけど、スタイルもいいよな」


「あきらかに周りの女子とは違うんだよな!」


「そうそう!」



あるとき、偶然男子たちのそんな会話を耳にしたことがあった。


それまで、たびたび同級生や先輩から告白されることがあったけれど、私はその告白をすべて断っていた。


それは、私にはずっと好きな人がいたからだ。


だけど、男子たちに好意を寄せられればその分だけ、女子たちからの風当たりが強くなっていくのを肌で感じていた。