闇夜の天使


「止めて欲しいの?その口でよく言うよ。

私達がいくら辞めてって…

痛いって言っても辞めなかったくせに!

殴り続けたくせに!


あんたより時雨の方が痛い思いしたんだよ!
苦しい思いしたんだよ!


まだ5歳だったのに……

小さい身体でお前から私を護ったんだよ!」


「っっ……」


紗羅が叫んでいる。

時雨のことを思いながら……

泣きそうな顔で、辛そうにしながら……



「ぉ……れは…」


中野が必死に何かを喋ろうとする。