闇夜の天使


「雅さん。

どうして紗羅は急所を狙って撃たないんですか?

さっきから腕と足ばかり狙っている。」


別に紗羅に人殺しになって欲しいとかそんなこと思っていない。


ただ疑問に思っただけ。

紗羅の腕なら簡単に急所を撃てるはず。


「俺にもわからん。

紗羅には自由しろ、と言って任せてある。」


紗羅にしかわからない……ってことか。


「それに、紗羅なら銃がなくても素手で人を殺そうと思えば殺せるしな。」


表情を変えずに付け足す雅さん。



紗羅が銃なんて持ったら歩く人間凶器になる気が……

なんて思ったのは胸に秘めといた。