「わからないのに口出ししないで。」 「お嬢言い過ぎだ。」 黙って俺たちの会話を聞いていた高遠が紗羅を宥める。 「ちっ。 薬はいらないから。 今日は帰る。」 イラついている紗羅は俺たちの間を通って診察室から出て行ってしまった。 俺たちの顔を見ずに…… 紗羅の手を掴むことが出来なかった。 彼氏失格だな……