紗羅の目を見たとき正直怖いと思った。 俺よりケンカ出来るからとかそんな理由じゃない。 あいつは……… 俺たちとは比べ物にならないくらいの深い過去があるはずだ。 あいつは俺たちの前では笑っているが、瞳の奥では笑ってなく誰も信用しないなにも映さない冷たい目で見ている。 背筋がぞっとした。 人間を信用しないほどのなにがあったかわからないが、俺たちには想像出来ないくらいのなにかがあったんだと思う。