闇夜の天使


「ねぇ、今さらだけどさどこに向かってるの?」

「倉庫」

「……。どこの?」

本当に今更な質問をする紗羅ちゃん。


「俺たちの…華月の倉庫」

「ワタシヲコロシタインデスカ?」

昨日蘭が言ってたのはこのことか。

拒否る以前に倉庫言ったら死ぬって言ってるし…


「大丈夫だ。
俺が隣にいるから。」

これで納得するのか?

しばらく考える素振りをみせ

「わかったよ
絶対隣にいてよ!!」

紗羅ちゃんがなにを思ったのか知らないけど納得してますけど。


「うっわー。蘭、紗羅ちゃんにベタ惚れだね。っククク」

思わず口に出して言う。

蘭もそうだけど紗羅ちゃんも本当に蘭を信頼しているんだと思う。

だってあの蘭がだよ?

「チッ。うっせーよ。」

珍しく照れて顔が赤くなる蘭。

「紗羅ってすごいねー!
"あの"蘭をほれさせちゃうなんてさ!
昨日から蘭ずっとそわそわしたり顔にやけたりしてんだよー
あれはキモかったーww
いつも笑わないのに一人でにやけてるんだもん。」

ニコニコしながら自分の総長に言う陽はスゴイと思う。