天才に恋をした

とりあえず、ケンケンして一階に降りた。

あ~…さみ。

でも脱ぐしかない。



脱衣所でパジャマを脱ぎ捨て、風呂のドアを開けた。



ゆ…げ…?

湯…気…?




風呂に、誰かつかっていた。




「…明けまして、おめでとう」

「…お…っ!」



慌ててドアを閉めて、パンツをはいた。



「なんだよ!どうすればいいんだよ!」

「何を騒いでるの」


母ちゃんがやってきた。



「苗が入ってんだよ!」

「入ってるよ」

「俺も汚れてるんだって!」

「正月から裸で騒ぐなんてヘンタイ?」



このクソババア!

母ちゃんは、洗面所の湯を出して言った。



「はい」

「ココ!?」

「早く洗わないと、苗ちゃんも出られないよ」



ちくしょう…

正月から何やってんだ俺は。



苦労して、手足を洗う。


「苗。もう出るからな」

「うん」