天才に恋をした

とうとう、その日が来た。


息を詰めてパソコンの画面を見つめた。


目の前には、結果を知らせるメールのタイトルが映っている。



ひと思いに、それをクリックした。




すぐに、それは飛び込んできた。


「あった……!」




部屋を飛び出し、苗の部屋へ向かった。


「あった!あった!苗っ!」


苗がはち切れそうな笑顔で、部屋から出てきた。

その顔で分かる。



「あった!?」

「うん、あった」



母ちゃんと姉貴が二階へ上がってきた。

抱き締めあっている俺たちを見て、目を見張る。

そっちに向かって、拳を上げた。



「合格……??ふ、二人とも!?ねぇ二人とも!?」

「なによぉ!おめでとう~~!」



黄色い声が家中に響き渡って、
陽人がワケも分からないまま跳び跳ねる。



もうサイッコウ!!

ヤッタって言葉しか出ない!!



すぐに親父に連絡がいった。

受話器の向こうから、


「おおっし!!」

と野太い声が聞こえた。




俺も苗も

ワッダーパーク合格!!