なんなんだ。


俺はしぶしぶ立ち上がり、二階へ上がろとした。



階段を五歩行った所で、振り返って飛び降りた。

リビングのドアを開ける。



「や…止め!」


親父が鬼の形相で、向かって来たのを交わした。



「娘さんを僕にください!!」

「バカ!止めろ!」

親父が、外へ出そうとする。



その手を降り払った。



「ぜったい、幸せにします!!」




宮崎先生は、目を細くして頷いた。

「ええ、それが宜しいでしょう」



母ちゃんが口に手を当てて息をのんだ。

親父が大声を出す。

「ダメだ!絶対にダメ!」

「ジネンだろ!?」

「お前、意味分かって言ってんのか!?」


宮崎先生がうなずく。

「若い方ほど、ジネンを理解しやすい」