「あはは!目当ての宝、見つかるといいね♪」 「うっせ……」 笑いながら離れていくイオンに、俺は自分の赤髪を掻き上げる。そして、左目の眼帯に触れた。 俺が海賊になったのは、ある”目的”の為だ。 俺はずっと探してる。 俺の求める宝を……… それを見つけるまで、俺は永遠に旅を続けるだろう。 「岸につけます!!」 「よし!!油断すんじゃねぇぞ!!」 そして、俺達はルシェル廃塔がある忘れられし島へと降り立った。