教室のドアを開ける

直はいなかった

「っ…!!!あの野郎っ…」


アタシはあの道へ急いだ

二人で通った道
二人で歩いた道
二人で笑った道


あの頃
大好きだった

直のことしか考えてなくて
会うたび好きになる

なのに
どうしてこうなった…?

どしてちゃんと最後まで
愛してあげられなかったんだろ

馬鹿だ
愛情が欲しくて
セフレ作って

何してんだろ


無我夢中で走り続けた先に
彼はいた