大魔王様の日常




そんな時ー


ガコンッて椅子がけられたような音がしたと思ったら喧嘩が聞こえた。


「は?なんでお前に付き添わなきゃなんねーの?」


少し低くてハスキーな声。

窓際の一番後ろの席から聞こえるー
そっちの方に顔向けると

はっと息を吸い目を見張った。


クリーム色のふわふわした髪の毛は全開にしてある
窓からの風でなびいいていて

そこからちらつかせる切れ目の目と青い瞳に一瞬息をするのを忘れた。



ーあの人が欲しい
あの人の瞳に移されたい。


まさかこんな出会いがあるとは思わなかったけどお腹からフツフツと独占欲が生まれてくる。


隣で松本先生が何か言っていたけどそんなこと耳に入ってこなかった。


ずんずんと彼に近づいて行く。

私の目には彼しか映っていなかったんだ



だから隣にいる彼女にも言葉を返されるまで気づかなかった。