あ、申し遅れました。
板橋 真尋ーイタバシ マヒローです。
(注*一応主人公です。)
ふっつーのごくごく平凡な女子高生やってます。
目の前にいるクリーム色の髪をしたやつは、
如月 優斗ーキサラギ ユウトー
絶賛チャリこぎ中です。
優「うっわ。
今ので俺のガラスのハートが傷ついた。
最悪。」
真「煩いなー。
大丈夫だよ。ユウのハートはダイヤモンドより硬いから。」
そう言いいながら親指を立てグッドサインをだす。
優「ほほう。
言ってくれるね。真尋サン。
俺には君を振り落とすのもできることをお忘れかい?」
ハンドルをキュッと90度向きを変えると
私は遠心力で振り落とされそうになる。
真「ぎゃっっ
ご勘弁をユウ様!
冗談ですよ冗談ー!!」
そう言って振り落とされまいと
座る向きを変えてユウの背にしがみつく
優「やっとわかったか。
自転車の主導権は俺にあることを忘れんなよ」
真「はーい」
無気力な返事をする。
優「っていうかそろっとその体制やめてくんね?」
みるみる赤くなっていく彼の耳は面白いほど分かりやすい。