ミステリー

それに朝，廊下で
安藤に、
こいつ、汚物漏らしたんだよきたねえんだよ
て、
指さされて笑われたこともあった。


3年になってからいじめはない。


（そのおかげか去年よりならいくらか試験の点数上がった‥！

昨年は試験も悪く、21ー23点や１６-１７点
とかで、
広町大学の理学部を首席で出た、いっつも白衣姿の
ブルドッグ？に似た50代の副担任からも、
話にならへんダメな全然ダメな馬鹿と
パッコの学校いけとか
わたしの出世と経歴にキズをつけるな！、とか
言われ‥。
その副担任は今は名門私立の初等部にいる。）

それは幸いなのだが‥



せめてもの救いといえるが、
クラスの人はとてもいい人とは
わかるが、
頭の中ではそれはよくわかってるが、
やはり、いじめの苦しみが辛さが傷がどうしても忘れられず勝手によみがえるし、消えない。

また誰か自分をいじめるかもしれない、
誰もが自分をいじめるかもしれない！
という
不安が、いくら消したくても消えなかった。
友達と楽しく遊びたい、喋りたいけど
誰かと関わることが、
なんだか不安で仕方ない。

そして、言いたいことを言っても
また生意気呼ばわりされていじめられるかもしれない、
という不安も
消し去れない、拭い去れないのである・・・・。



そこで朋子は、
言いたいことを言えず、
勇気が出したくても出せない、
伝えたい事を言うかわりに、
泣き出してしまう、という



究極の、類を見ないほどの
悪循環に陥って
しまうのである。

果たしてそれでも朋子一人の責任だと
落ち度があるのは朋子ひとりだけだと、
言えるであろうか？？？