ミステリー

そしてこれは、
三学期の一月某日。



クラスの各メンバーが、その子が日直をやった次の日に行う,帰りの会での、1分間スピーチで、
その時のテーマの
忘れられない出来事を、
管原くんが、教壇の前にでて、喋ろうとした時のことだ。

とある男の子が、
今日は、菅原くんの
忘れられないスペシャルな出来事おお!
と頭の上で両手をたたき、
大声でひやかした。

クラス中が、しばらく大笑いした。
管原くんも固まって苦笑い。

七瀬藍先生がその男の子のもとに駆け寄り、
肩を叩いて、
浮くぞ!
と注意する。

きっと七瀬藍先生も
突然の彼の奇行に驚いたのだろう。





その男の子は、
管原くんに次の日、
そのからかいのこと
すぐさま謝罪した。

管原くんと普通に親しく会話したかったからごめんよ、んでもおれコミュ障だから何話していいかわからなくてごめんよ
管原くんと漫画やアニメやゲームの話したかったんだごめんよ!
おれ、父さん母さんにも実は怒られた、
いじりやふざけでも、許される範囲と
越えたらいけない一線は
あるんだからね、
最近になってやっと問題視されるようなったけど、ふざけやいじりでも、度が過ぎたら、
いじめとおなじことなるんだからね!
いじりといじめって、一文字違いだけど
紙一重で
される方が悲しんでたらいじめと変わらなくなるわ!
ふざけ、いじりでも、許される範囲と
越えてはいけない一線があるのよ!
被害者が悲しんで傷ついたらイジメなのよ!
なんでも被害者の主観や判断が優先されないと
不公平になるわ!
学校は完全に公平で公正な環境でないといけないんだぞ
て怒られたんだ、
と言う。
それから父さんにごつん!てげんこつくらって、
小遣いは3ヶ月
半分にする!
ちゃんとその子に謝ってこい!
と、いわれた。


相当反省してて、こたえたらしい。
管原くんはその男の子を快く許し
もう気にしないよ、すんだことは!といい、
その男の子と管原くんは、かなり親しくなった。

その男の子は菅原くんに謝罪する前の日、
祖母にも、相談してた。

「ね、ばあちゃん、
みんな、普通なら、
ふつうなひと、
まともっぽいコが友達として好きだよね‥!

こんな、クラスのコを、
からかって笑いものにする、変なコ
友達として、見てくれるわけない。

僕がその子をからかったら
みんな大笑いして、その子、苦笑いで。
僕のせいでクラスで笑われたの、その子。

僕も、レイアースの3人のような
友達も多く、社交的で明るい、
それに大人っぽさとか、マナーもわきまえてる
社交的なコになりたい‥!」
と、電話で泣いて相談した

すると祖母は
「まず、その子に、謝って、
本当は仲良く普通に話したり遊んだりしたかったの、といってみたら。
まず、あなたがどうしたいかよ。

それと、からかわれると嫌な気分なるのは
当たり前だからあなたも、そういうこと、
やらないようにしなさい。

クラスの全員があなたを、そんな、変わったコ、変な子としてみてるとは言い切れないわ

まずその子に謝って、
本当の思いを言ってみたら
それにね、対人関係は、クラス以外のところでも作れる
クラスで友達できなかったら
クラブとか何かの習い事はじめてみたら?」
と、祖母は優しく言った。

その男の子にとって祖母は、
後押ししてくれる御守りみたいな存在。
その男の子は一か八か
謝って、友達なってくれるか頼もう、と決意したわけである!