『なーるほどー。
でもさー、飛び抜けた美男より、
中途半端にハンサムイケメンな
人の方が
浮気率高いらしいよ。
まあ、◯太くんは
なんか一途そうだけどー』
と、みり。
『えー、そうなの?意外ー。』
と、紗織。
『難しいものだねー。
あまりにハンサムな人の方が
浮気しそーだけどね。』
朋子が言った。
『世の中ってわからないものなのねー。』
涼子がいうと
朋子たちはうんうん、と
うなずく。
『そーよねー、
世の中は、
よくわからないのことの方が
多いのよねー。
てか、
昨日大瀧希様がテレビで言ってたっけ、
大瀧希様のお姉さんって
9歳年上なんだね。
だいぶ、離れてるよね。』
と、みり。
『本当、うちの兄さんは、
ほんのすこししか違わないし』
と、芽衣。
『希様のお姉さん、
9年間も一人っ子だったんだね、
ようやく弟生まれたとき
うれしかっただろね。』
と、あすみ。
『だろうね。』
と朋子。
『でねー!
希様のお姉さん、
今でこそ弟離れ出来たけど
希様が芸能界デビューする前は、
相当希様を溺愛してて
希様が帰ってくると
希ーー!
て言いながら玄関に走ってって
希様に抱きついてたらしいよ。』
と、みり。
『いいなあ、
一度希さんの
お姉さんになってみたい!』
と、朋子。
『だよねー。
てか、あの弟なら溺愛するでしょー!
いいねー、
大瀧家の
一員なってみたーい!』
と、紗織。
『そーいえばお姉さん
希様のことを
弟ではなく
我が子、息子と
携帯に登録してるって!』
と、芽衣。
『まるで、姉よりは
母親の気分なのねー。
だけど、
その気持ちも納得だわ。』 とあすみ。
『そりゃ、希様が弟なら
溺愛もするわねー!
無理もないわ。
あんなイケメンモデル体型な
性格までいい弟いたら
溺愛するわよー
少しのわがままや、だだこねくらいなら、
許してあげるわー』
と、涼子。
『そうよね、むしろ自分の分の
おやつや、月刊漫画の付録も、少しならあげちゃう!
前は、月刊少女漫画、キャラクターのステッカーセットやレターセットやぺんポーチとか組み立てボックスとか、
付録目当てで買ってたけど、それで、妹ちゃんとたまーに
付録の取り合いで、喧嘩なったけど、今は漫画さえ読めればいいなー。
(みんなが、へーあすみちゃんでも
姉妹ゲンカするのね、と
驚く)
その喧嘩なった時、パパがひどく重たい
ため息をついたわ。
漫画と付録を240円ずつで別個に売ってくれればいいんだがね(付録付きの月刊少女漫画の値段は、税込480円あたりが相場である)、
そうすればケンカにはならんのだがね、
付録だけ欲しい人や漫画が目当ての人には助かるんだがねー、
てこぼしてつぶやいてたわ。
それはそうとさあ、美容整形って最近一般人にも、当たり前になりつつあるけど、どう思う?』
と、あすみ。
『んーそのひとの自由じゃない?
それなりにきちんと考えて、美容整形手術、受けてるんだろうし。
本人さえ、後悔しなかったら、
本人の人生が、良い方へ変わるんなら、
それでいいと思うよ。』
と、みり。
『依存したらいけないだろうけど、
かっこよくなれて前向きになれれば、自分を
好きになれればそれで良いのかも。
ただ、整形って、受けたら終わりてわけではないみたいだから、
きちんと、信頼できる腕のいいお医者をみつけるべきだわ。』
と芽衣。
『そっか。ただ手術受けたら終わりってわけではないんだ。』
朋子がいささか驚く。
『ま、体にメス入れる、手術だからね。
魔法と違うからね、
きっと美容整形て、
お医者さんと患者の両方が、死に物狂いで相当、努力してるのよね。
魔法みたく、楽してカッコよくなるわけではないみたいよ。
美容整形の費用を稼ぐのも、本人の努力なんだろうし、
美しさを手に入れるのと引き換えに、
それなりのリスクを背負ったり
手術後の辛いダウンタイム、てのを
乗り換えるのは他ならない
本人の努力や頑張りだろうし。
手術後の辛くしんどい苦しいダウンタイムについて、この間、美容整形番組で説明してたわ、
大変そう。
ママも、大変そうね、て、
気の毒がってたもの』
と、紗織。
『ま、本人が幸せなるならいいんだろうね。
生まれるとき容姿は選べないし、美しくなり、前向きに生きられるならいいんだろうね。
実際に受けるかどうかは別として、
美容整形を受ける人の気持ちは分からなくないかな、
醜いせいで、本当に人間扱いされなかったひともいるんだし。
一昨年まで放送されてた、あのビューティコロシアムって番組をたまーに見てたから、わかるけど。』
と、みり。
『そういう人は、ぜひ人並みの人生送れるように、なって欲しいし、
幸せなって欲しいわ。
あの再現ドラマでてくる人たちは本当意地の悪いひっどいひとばっかりだったもの!
これ本当?本当に社会人でこんなことありうる?ていういじめが再現されていたわ!
だけどさ、
美容整形へ依存しちゃってる人いるじゃない?
たまーに。
そういうひとは、
美容整形でなくて、まず
カウンセリング受ける方いいと思うわよ』
と、涼子。
『確かにその通りねー、
依存しなかったら、いいだろうけど。』
とあすみ。
美容整形については、やはり、いろんな意見が出るよう。
『そう言えば、歌手のAさん、人気だったのにラジオ放送での失言で、謹慎処分なったのね。
アルバムの売り上げも減っちゃったみたい。
その前はAさんの陽気でハッピーな曲好きだったんだけどね』
と、みり。
ちかごろ、Aさんは、ラジオ番組で、
何歳を過ぎると体の中のとある機能が、劣化すると発言してしまい、ファンの人に反感を買ってしまう。
ネットにも、自分こそすぐその年齢に達するくせしてなに言ってる、とか、有名人なら発言に責任持て、失言女王とか、ひどくバッシングする内容が書かれる始末となる。謝罪会見はしたものの、数ヶ月の謹慎となってしまう。
『ショックではあったけど、半分はラジオ局もまずかったと思うよ。
きっとAさん、生放送だったら、もう少し考え、もう少し慎重にトークしていたんじゃないかしら。
ラジオ局がその問題発言を、気づかないで収録したのも、問題だし』
と、あすみ。
『それも、そーよね。
うちも、最初は!なんて無礼な発言かしら!と思ってたけど、よく考えたら、誰でもミスくらいはあるものだし。
そもそも、人間は完全な神とは違うから、あれもこれも言ってはいけない、それも話題にしたらいけないや、あれも話しちゃいけないや、と、あまり考えすぎても、軽快なトークなんかできなくなる。
そりゃ最低限は、考えなきゃならないけど。
それに、ライソやブログやメールは、考えながらでも書けるからまだしも、ラジオは、そういかない。
ラジオは数秒でも黙れば放送時効だし、そんな普段より緊迫した状況で、ミスがあれば、バッシング食らわせ追い出すってのはやりすぎだわ、
半分は、問題発言の部分を、気づかないで収録した、ラジオ局の非と思うわ、
周りも、その人をきちんとサポートすべきよ、特定の人にだけ完全を求めるのはちょっと違う』
と、涼子。
へー、あすみちゃんや涼子ちゃんはそう考えてたのか!と朋子はおどろく。てっきり多くの人がAさんを責めてるのかなと思った。Aさんのその発言のことを知った時点では、朋子は内心で、いささかAさんを責めた。
『確かに、言われてみると、それも一理あるね、確かにあの発言、はまずいけど、誰だって口が滑ったことはあるだろうね。
ミスのない人間なんかいないんだし。
そもそも私だって、軽快なトークや会話盛り上げるのなんか、そんなに上手くないから、Aさんだけを責められないや。
Aさんみたいなミスをしないと、私だって、言い切れないや。
今後はスタッフやラジオ局の人が、Aさんをサポートして助けてあげたら、いいだろうね』
と、朋子。
朋子は数週間前、従兄の法事で叔母の家に親戚一同が集まった際、あまり上手に親戚の人の会話に入り込むのも、適切に会話を盛り上げるのも、できていなかったし、1人で食事を黙々食べてしまった。
なので朋子も、軽快なトーク、会話やトークを盛り上げることが、見た目よりずっと難しいと、身をもって知っているのだ。
あまりに考え込みすぎても軽快なトーク、トークをはずませることもできなくなるし、それはそれで、あいつのトークはあまり盛り上がらないし、他の人のトークは楽しいとすぐに答えられるけど、あいつのトークは楽しいか聞かれるとすぐには答えられない、と、理不尽な偉そうな文句を言う人は言うだろう。
その理不尽な文句を言う人が、どんな状況でも一点の曇りもない完璧なトークをできるのなら、偉そうに言う資格はあるかもしれないが。
朋子も、トークや会話が盛り上がらないことは今まで何度もあったので、トークや会話を盛り上げるのが見た目より大変なのだと感じる。
『そうよねー。
確かに軽快なトークって、実際にやってみれば見た目より大変ね。事前にラジオ局やスタッフと、トーク内容、相談した方いいのかもね。
今後のAさんに期待するわ。
本当はいい人だと私は信じてるわ、それに
謝罪はしたのだし社会的制裁は受けてるのだし、それでいいと思うわよ。
本人だって後悔しているように見えたわ。
バッシングを食らわせてる人も、ぶっちゃけ完全な人間ではないと思うわ!』
紗織がいうと、芽衣もうなずく。
『ぶっちゃけなくても、完全な人間なんか存在しないのよね。よくよく考えれば。
あたしも最初は、Aさん非常識なひとと思ったしAさんを責めてたけど、あたしも口滑ったことは確かにあるわ。
確かに人間と完全な神は違うわよね。
よく考えたらあたしも、ミスなんか日常茶飯事だわ。このあいだ、手伝いの時デズネーのベルのお皿と茶碗とマグカップ落として、割れちゃったもの。でも家族は誰も私を責めず、私に怪我がなくてよかったって言ったわ!
間違った人をみんなで責めるのも、いじめと変わりがないと思うし。
間違いは間違いと諭しつつ、支えていくような世間の方、いいわよね。ま、確かに、お金もらって働いてるからには、自分の業務や発言に責任は持つべきかも、知んないけど』と、芽衣。
でもさー、飛び抜けた美男より、
中途半端にハンサムイケメンな
人の方が
浮気率高いらしいよ。
まあ、◯太くんは
なんか一途そうだけどー』
と、みり。
『えー、そうなの?意外ー。』
と、紗織。
『難しいものだねー。
あまりにハンサムな人の方が
浮気しそーだけどね。』
朋子が言った。
『世の中ってわからないものなのねー。』
涼子がいうと
朋子たちはうんうん、と
うなずく。
『そーよねー、
世の中は、
よくわからないのことの方が
多いのよねー。
てか、
昨日大瀧希様がテレビで言ってたっけ、
大瀧希様のお姉さんって
9歳年上なんだね。
だいぶ、離れてるよね。』
と、みり。
『本当、うちの兄さんは、
ほんのすこししか違わないし』
と、芽衣。
『希様のお姉さん、
9年間も一人っ子だったんだね、
ようやく弟生まれたとき
うれしかっただろね。』
と、あすみ。
『だろうね。』
と朋子。
『でねー!
希様のお姉さん、
今でこそ弟離れ出来たけど
希様が芸能界デビューする前は、
相当希様を溺愛してて
希様が帰ってくると
希ーー!
て言いながら玄関に走ってって
希様に抱きついてたらしいよ。』
と、みり。
『いいなあ、
一度希さんの
お姉さんになってみたい!』
と、朋子。
『だよねー。
てか、あの弟なら溺愛するでしょー!
いいねー、
大瀧家の
一員なってみたーい!』
と、紗織。
『そーいえばお姉さん
希様のことを
弟ではなく
我が子、息子と
携帯に登録してるって!』
と、芽衣。
『まるで、姉よりは
母親の気分なのねー。
だけど、
その気持ちも納得だわ。』 とあすみ。
『そりゃ、希様が弟なら
溺愛もするわねー!
無理もないわ。
あんなイケメンモデル体型な
性格までいい弟いたら
溺愛するわよー
少しのわがままや、だだこねくらいなら、
許してあげるわー』
と、涼子。
『そうよね、むしろ自分の分の
おやつや、月刊漫画の付録も、少しならあげちゃう!
前は、月刊少女漫画、キャラクターのステッカーセットやレターセットやぺんポーチとか組み立てボックスとか、
付録目当てで買ってたけど、それで、妹ちゃんとたまーに
付録の取り合いで、喧嘩なったけど、今は漫画さえ読めればいいなー。
(みんなが、へーあすみちゃんでも
姉妹ゲンカするのね、と
驚く)
その喧嘩なった時、パパがひどく重たい
ため息をついたわ。
漫画と付録を240円ずつで別個に売ってくれればいいんだがね(付録付きの月刊少女漫画の値段は、税込480円あたりが相場である)、
そうすればケンカにはならんのだがね、
付録だけ欲しい人や漫画が目当ての人には助かるんだがねー、
てこぼしてつぶやいてたわ。
それはそうとさあ、美容整形って最近一般人にも、当たり前になりつつあるけど、どう思う?』
と、あすみ。
『んーそのひとの自由じゃない?
それなりにきちんと考えて、美容整形手術、受けてるんだろうし。
本人さえ、後悔しなかったら、
本人の人生が、良い方へ変わるんなら、
それでいいと思うよ。』
と、みり。
『依存したらいけないだろうけど、
かっこよくなれて前向きになれれば、自分を
好きになれればそれで良いのかも。
ただ、整形って、受けたら終わりてわけではないみたいだから、
きちんと、信頼できる腕のいいお医者をみつけるべきだわ。』
と芽衣。
『そっか。ただ手術受けたら終わりってわけではないんだ。』
朋子がいささか驚く。
『ま、体にメス入れる、手術だからね。
魔法と違うからね、
きっと美容整形て、
お医者さんと患者の両方が、死に物狂いで相当、努力してるのよね。
魔法みたく、楽してカッコよくなるわけではないみたいよ。
美容整形の費用を稼ぐのも、本人の努力なんだろうし、
美しさを手に入れるのと引き換えに、
それなりのリスクを背負ったり
手術後の辛いダウンタイム、てのを
乗り換えるのは他ならない
本人の努力や頑張りだろうし。
手術後の辛くしんどい苦しいダウンタイムについて、この間、美容整形番組で説明してたわ、
大変そう。
ママも、大変そうね、て、
気の毒がってたもの』
と、紗織。
『ま、本人が幸せなるならいいんだろうね。
生まれるとき容姿は選べないし、美しくなり、前向きに生きられるならいいんだろうね。
実際に受けるかどうかは別として、
美容整形を受ける人の気持ちは分からなくないかな、
醜いせいで、本当に人間扱いされなかったひともいるんだし。
一昨年まで放送されてた、あのビューティコロシアムって番組をたまーに見てたから、わかるけど。』
と、みり。
『そういう人は、ぜひ人並みの人生送れるように、なって欲しいし、
幸せなって欲しいわ。
あの再現ドラマでてくる人たちは本当意地の悪いひっどいひとばっかりだったもの!
これ本当?本当に社会人でこんなことありうる?ていういじめが再現されていたわ!
だけどさ、
美容整形へ依存しちゃってる人いるじゃない?
たまーに。
そういうひとは、
美容整形でなくて、まず
カウンセリング受ける方いいと思うわよ』
と、涼子。
『確かにその通りねー、
依存しなかったら、いいだろうけど。』
とあすみ。
美容整形については、やはり、いろんな意見が出るよう。
『そう言えば、歌手のAさん、人気だったのにラジオ放送での失言で、謹慎処分なったのね。
アルバムの売り上げも減っちゃったみたい。
その前はAさんの陽気でハッピーな曲好きだったんだけどね』
と、みり。
ちかごろ、Aさんは、ラジオ番組で、
何歳を過ぎると体の中のとある機能が、劣化すると発言してしまい、ファンの人に反感を買ってしまう。
ネットにも、自分こそすぐその年齢に達するくせしてなに言ってる、とか、有名人なら発言に責任持て、失言女王とか、ひどくバッシングする内容が書かれる始末となる。謝罪会見はしたものの、数ヶ月の謹慎となってしまう。
『ショックではあったけど、半分はラジオ局もまずかったと思うよ。
きっとAさん、生放送だったら、もう少し考え、もう少し慎重にトークしていたんじゃないかしら。
ラジオ局がその問題発言を、気づかないで収録したのも、問題だし』
と、あすみ。
『それも、そーよね。
うちも、最初は!なんて無礼な発言かしら!と思ってたけど、よく考えたら、誰でもミスくらいはあるものだし。
そもそも、人間は完全な神とは違うから、あれもこれも言ってはいけない、それも話題にしたらいけないや、あれも話しちゃいけないや、と、あまり考えすぎても、軽快なトークなんかできなくなる。
そりゃ最低限は、考えなきゃならないけど。
それに、ライソやブログやメールは、考えながらでも書けるからまだしも、ラジオは、そういかない。
ラジオは数秒でも黙れば放送時効だし、そんな普段より緊迫した状況で、ミスがあれば、バッシング食らわせ追い出すってのはやりすぎだわ、
半分は、問題発言の部分を、気づかないで収録した、ラジオ局の非と思うわ、
周りも、その人をきちんとサポートすべきよ、特定の人にだけ完全を求めるのはちょっと違う』
と、涼子。
へー、あすみちゃんや涼子ちゃんはそう考えてたのか!と朋子はおどろく。てっきり多くの人がAさんを責めてるのかなと思った。Aさんのその発言のことを知った時点では、朋子は内心で、いささかAさんを責めた。
『確かに、言われてみると、それも一理あるね、確かにあの発言、はまずいけど、誰だって口が滑ったことはあるだろうね。
ミスのない人間なんかいないんだし。
そもそも私だって、軽快なトークや会話盛り上げるのなんか、そんなに上手くないから、Aさんだけを責められないや。
Aさんみたいなミスをしないと、私だって、言い切れないや。
今後はスタッフやラジオ局の人が、Aさんをサポートして助けてあげたら、いいだろうね』
と、朋子。
朋子は数週間前、従兄の法事で叔母の家に親戚一同が集まった際、あまり上手に親戚の人の会話に入り込むのも、適切に会話を盛り上げるのも、できていなかったし、1人で食事を黙々食べてしまった。
なので朋子も、軽快なトーク、会話やトークを盛り上げることが、見た目よりずっと難しいと、身をもって知っているのだ。
あまりに考え込みすぎても軽快なトーク、トークをはずませることもできなくなるし、それはそれで、あいつのトークはあまり盛り上がらないし、他の人のトークは楽しいとすぐに答えられるけど、あいつのトークは楽しいか聞かれるとすぐには答えられない、と、理不尽な偉そうな文句を言う人は言うだろう。
その理不尽な文句を言う人が、どんな状況でも一点の曇りもない完璧なトークをできるのなら、偉そうに言う資格はあるかもしれないが。
朋子も、トークや会話が盛り上がらないことは今まで何度もあったので、トークや会話を盛り上げるのが見た目より大変なのだと感じる。
『そうよねー。
確かに軽快なトークって、実際にやってみれば見た目より大変ね。事前にラジオ局やスタッフと、トーク内容、相談した方いいのかもね。
今後のAさんに期待するわ。
本当はいい人だと私は信じてるわ、それに
謝罪はしたのだし社会的制裁は受けてるのだし、それでいいと思うわよ。
本人だって後悔しているように見えたわ。
バッシングを食らわせてる人も、ぶっちゃけ完全な人間ではないと思うわ!』
紗織がいうと、芽衣もうなずく。
『ぶっちゃけなくても、完全な人間なんか存在しないのよね。よくよく考えれば。
あたしも最初は、Aさん非常識なひとと思ったしAさんを責めてたけど、あたしも口滑ったことは確かにあるわ。
確かに人間と完全な神は違うわよね。
よく考えたらあたしも、ミスなんか日常茶飯事だわ。このあいだ、手伝いの時デズネーのベルのお皿と茶碗とマグカップ落として、割れちゃったもの。でも家族は誰も私を責めず、私に怪我がなくてよかったって言ったわ!
間違った人をみんなで責めるのも、いじめと変わりがないと思うし。
間違いは間違いと諭しつつ、支えていくような世間の方、いいわよね。ま、確かに、お金もらって働いてるからには、自分の業務や発言に責任は持つべきかも、知んないけど』と、芽衣。

