その数日後の朝。



席についた朋子
ーこの日の朋子の服装は
オフホワイトのジャケットにピンクのワイシャツ、青のパンツで
WESTプリンスのデビュー曲のプロモーションビデオで重丘くんが着てたものと瓜二つだ。
最近お出かけした時買ってもらった。
このジャケットに合わせられる赤のワンピも安かったので買ってもらった。

重丘くんほどかっこよくて輝いていろんな人から人気がある存在、とまではなれなくっても、いきなり重丘くんほどかっこよく輝いててアイドル的存在、にはなれなくっても、
少しずつでも陽気で明るい雰囲気を身につけたい、と
思い、朋子がコーディネートした。
コーディネートはこーで(ぃ)ねーと!


朋子は、最近ファッション雑誌もみるようなった。
その雑誌「キョンキョン」は、
モエコちゃんやアビちゃん、
黒石麻衣ちゃんがよくでてる。

遊ぶ時なら動きやすい体操着が一番だし
(グラウンドで遊ぶ時、ワンピだと
スカートの中見えてしまう‥)
普段なら、それなりに知的でクールでかっこいい
またはキレイなファッションが
いいなあと思う
(チャラチャラした格好だと一緒に歩きたくないと思われそう。
けんとくんふうまくんに、
おれ朋子とは一緒に歩きたくない、
俺もやだよ、
ていわれたら
凹む‥)!



それと、いつか、できたら
ふうまくん、けんとくん、または
重丘くんとデートできたら
いいわ!ー
前の席の鎌田あすみ(バレンタイン生まれでB型。彼女がうまれたとき、名前を
あすみ、と、あずさ、のどっちにするか
ギリギリまでご両親が迷ったらしい。)
あすみの隣の米田紗織(8月23日うまれ)から話しかけられた。


『ともちゃんて、◯◯好き?(某大手芸能事務所の、美青年7人組のグループ)』

『んー、あまりわからないけど、嫌いじゃない。
まあ、人によって違うから、気にしないでね。
先週、ミュージックステージ出てたよね、
あの新曲よかったね。』

朋子が答えた。
朋子は、◯◯のことはあまり詳しくないが、テレビで時々見かけるし、
かっこいい人たちだなぁとは思う。

しかも、ファンにとても親切で優しい。

『ねー、あの曲よかったわ!素敵、ポーッとなっちゃうわ!
てか、彼らの曲は元気なのばかりでいいねえ。一方、アルバムにはバラードみたいな曲も入ってるのよね、バラードも陽気な歌も歌いこなせるなんてすごいわあ、
ああ、ときめいてしまうわ!もう、心臓が、一年ぶん、十年分、動いちゃうわ。どうしましょう!!』

あすみの言葉に、紗織もうなずいて

『きっと彼らなら、女の子が夜道で危ない人や痴漢に襲われたら、
助けてくれるし守ってくれるわね!』
と言った。

二人の目は、ハートになっているようだった。

『えーと、いつから◯◯のファンなったの?』
朋子が、今度は二人に聞いた。
さて、昨日読んだとおり、
会話を広げることも大切だと
思ったからだ。


『デビューした時から好きだよ。
全員、かっこいいー。』
あすみがいった。

すると、紗織も
『全員、ハリウッド俳優とならんでも遜色ないよねー。』
と言った。


『あーあ、家の中に不法侵入するのが
キモい◯◯イダーじゃなくて
彼らならむしろ大歓迎なのにな、
あ、紫耀くん《人気俳優兼歌手で、23歳》も大歓迎でめっちゃ嬉しくなるわ!
なぜあんなキモいのが不法侵入してくるかわかんないわ、彼らか紫耀くんなら歓迎なのにさ!





最近さ、◯もが玄関の中やボイラーの部屋の中に入ってくるの!
殺虫剤でやっつけてはいるけど、
一番嫌な虫なのよね!他の虫はまだ許せるし逃がしてあげるけど、あれは嫌だわ!!
名前言うのも嫌だし、アニメや漫画のイラストで見るのも心臓止まるくらい嫌、
漫画や本の中にその名前が出てくるのも
めっちゃ嫌なくらい。


冬眠、春眠、夏眠、秋眠してればいいのに!!』

紗織が眉をひそめて言った。


『大変だね。
家の中に嫌な虫がいると、
安心できないし、
嫌になるし、
生きた心地しないよね。
やだよね。』
と、朋子が言う。
朋子も◯もは
大嫌いである。


『私は、ゴキ◯◯に比べたら
◯もは、ましな方かなー。
でもどっちみちキモいし
姿も動きも全てグロテスクで、嫌いだけどねー。』
あすみがいった。


『本当よね!
ゴキ○○とく◯がいなくなれば
世の中平和になるのに、つかストレスの120%がなくなるわ!
心臓止まりそうなるわ、吐き気するわ、
呼吸困難になるわね!
もう見たくもないわよね』
と、紗織。


どうも、この二種類の虫は
嫌な虫ランキングの
ワースト1と2を争うようであるし、
ちなみに作者も、◯もは
見たくないほど
うちの中や庭に入って来て欲しくないほど、
みたらおえーーーっと
呼吸困難になりそうなほど、
机の下やベッドの中にライオンかサメかピラニアか蛇がいる方がまだましなほど、
とても嫌っているし、
かなり重症な、
く◯恐怖症である。




さて、嫌な虫の話から、ドラマの
話に変わった。


『最近のドラマで何か、見てるのある?

あたしは、お迎えにいきます、が一番好き。

最初は颯太君(今年で18歳になる、人気絶頂の若手イケメン俳優で、結婚したい俳優ランキングで、二年連続トップ3にはいってる。)
が主演だから興味持ったけど、興味でたきっかけは颯太君なんだけど、
もしストーリーがイマイチでも彼が目当てで見るつもりだったんだけど、
ストーリー自体も好き。
毎回ハッピーエンドだし』
と、あすみ。

『あたしもお迎えにいきます、すきだよ。
あたしバラエティとお笑いはちょくちょく見てるけど、
ドラマだとじっくり見てるのは
お迎えにいきます、くらい。
てかあたしも、
最初は颯太君が出るから興味持ったのよね、でも
ストーリーも面白いわね。
颯太君のドラマって毎回人気でるよね。
でも、
ゆとりです僕たち、もたまに気が向いたら見てるかなー。』
と、紗織。


『そっか、私、ドラマはあんまり見ないんだ。でも、気が向いたら、見ようかな、
やっぱ颯太君ってかっこいいよね、
学校で一番、どころか、
町や地域で一番かっこいいってレベルだね』

朋子が言うとあすみ、紗織がそのとおり、とうなずく。


『そうそう、隣のおばさんが、颯太君の大ファンでね、隣のおばさんも、颯太君のドラマは絶対毎回録画してリアルタイムでも見てるって。
おじさんがすこしやきもちやいてるときあるよ。(あすみと紗織がここで、おじさんかわいいね、と言った。)

隣のおばさん、おととし颯太君の誕生日記念イベントに行ったんだけど、颯太君がイベントに来た全員に握手とかハグとかしてくれたって。
やっぱ颯太君て優しくって生で見るとさらにさわやかイケメンだったって。』 

と、朋子。
朋子の隣のおばさんは、40歳を過ぎてて、すでに成人した子供が一人いるが
結構若く見えて美人。

『あたしもいつか、颯太君に会いに行きたいなあ。いいなあ、ともちゃんのとなりのおばさん』


と、あすみ。

『てか、おじさんが焼きもちを焼くのも、分かるけど、よその男性と浮気するよりは、アイドル俳優のファンになるほうがずっといい方だし、ずっとましだと思うわ。』
と、紗織。


『そーいえばさあ、
ランダムに歩こう(吉住わたる先生の漫画作品で昨年で連載が終わった)の一話、ちょっとびっくりしたわね、
だって、逆ナンパしてカラオケやレストランに連れてってもらって、支払いの直前にトイレのフリして逃げる、てのは
少しびっくりね、いくらなんでも。
そりゃ、おごってあげたんだから、て言うのをタテにしつっこく迫ってくる男性も、別の意味で引くけど。
逃げられたほうが、可哀想ね。』

と、紗織。
ランダムに歩こうの一話では、主人公の友達の一人が、そういう計画を主人公に持ちかけた。


『そうよねえ、そんなことされたら、
どんなに優しい人も怒るわよね。
あたしが男性でも、そんなことされたら少しドン引きするわね。』

と、あすみ。


『そうだよね、
でも、ほんっとう
世間って狭いよね。
あの子にカフェやカラオケでおごってあげて、
支払いの直前トイレに行くふりして逃げられた男の人が、あのイケメン君たちのお友達だったなんて、世間てかなり狭いもんだね。』

と、朋子。

その友達と主人公が、ナンパしてきた二人の違うタイプのイケメン君たちとカラオケに言ったのだが、その友達は支払い直前に再びその行動を実行しようとしものの、その友達にカラオケやカフェでおごったら支払い直前に逃げられた男の子が、その二大イケメン君の友達で、
二人のイケメン君はその友達の悪事を逆に暴くつもりだったのだ!




二人のイケメン君たちは
全額払えよな、そんな阿呆らしい真似もうすんなよな、と主人公とその友達を諌めた。



『やはり、悪いことって、できないわね。
おごらせるつもりが逆に払わされたわね
、でもあれがきっかけであの眼鏡の方のイケメン君と主人公の友達が交際し始めた、てのも、意外よね』

とあすみ。

『きっと、諌めてもらったのが
惚れた理由なのね、
もしあのまま、あんな悪事を続けてたら
かなりこっぴどく仕返しされてたかもしれないもの。
諌めてもらってかえってよかったのね。』
と紗織。


『そういえば、マドレーヌガール(こっちも吉住わたる先生の漫画作品で、こちらが吉住先生の作品では一番人気かも)の、◯さん(主人公の友達)って、
乳がんの手術した??
今月号のリボーンを途中まで立ち読みしたら、
◯さんが、体育の時間に
クラスの女子から
偽乳偽乳って
言われてたから。』


朋子が二人に尋ねる。


『ああ、あれね。
◯さんのブラのカップが、少し余裕があったから
あんなこと言ったんだよ。
もう少し先のページに
描いてたんだよね、
『さっき更衣室で、あんたのブラが
余ってるの、わかったわよ!
あんた、絶対Cカップない、
だって、私これでCだもの!』
っていう嫌味で阿呆なセリフ!』

紗織が言う。


『酷いね。最初からのことをそう言うなんてねえ。
最初からのこと、てか、持って生まれたもののことを
そういうの酷いね、
口悪くてやだね。』

朋子が言った。


『ねー。
そういう風に他人を貶める人はちょっとね・・・

てか、その人のこと嫌いなら放っておけばいいと思うし
わたしなら、嫌いなら放っておいてほしいな。』
あすみも言った。


『つか、そんなふうにさ、
体のことを冷やかされると、
ひどく悲しむし辛いね。
指摘されるの不安なって、前に進めなくなるし。うち、そういうふうに持って生まれたものを貶めたり冷やかしたりしない、思いやりある人がいいな、友達なるなら』
と朋子。


『そーよね!
逆にうっとうしいよね、嫌いならかまってくるなって思う!
嫌いならほっとけ、ていいたいわ!

嫌いなら、かまわなければいいだけなのにねえ・・・・

最初からのこと、を貶すのも酷すぎるし、
最初からの事を否定するのもかなり酷いし。

だいたい世の中にはFカップ以上の人もいるのよ、て感じよ!』
と、あすみ。



『そもそも、巨乳のひとには、巨乳が、悩みであることも、ザラにあるらしいわよ。ストーカーや変な奴に付き纏われたり。

あと、私、金之助くん《マドレーヌガールの登場キャラで、主人公に片思い》あまりすきじゃないんだー。』
と、紗織。

『その人って、どんな性格?
その金之助くんて、嫌われてるの?
意地の悪い性格だから嫌われてるの??』
と、朋子。
金之助くんについては、朋子は
ルックスと名前しかわからない、どんな人か分からない。


『意地の悪い性格では、ないんだけどお、
主人公に片思いする気持ちはわかるけど、しつこいのよねー、
後つけたり、こっそり主人公の写メとったり、
そういうのが!』
と、紗織がいうとあすみもうなずく。



『なーる、それで、嫌われてるんだね、

片思いする気持ちはそりゃ、
わかるけど、
しつこくするのは、確かに嫌われるよね、


なら、振り向かれる努力すればいいのにな』

と、朋子。

あすみと紗織がおおきくうなずく。