二人とも、朋子が共感してくれたのがとても、とっても、とっても嬉しかったようである。
それを見た朋子は内心
かなり安堵した、
ああ、よかった、二人と楽しく会話、できた、
普通に会話、できた、楽しく、できた、
よかったよ、
一緒に会話しててつまらない人とは、
おもわれなかったようで、よかったよ。
朋子は、
誰かと楽しく話せることが
どれほど楽しく、幸せか
わかった。
自分とも楽しく話してくれたことが、
自分とも楽しく仲良く話してくれる人がこの世界に何人かだけでもいることが、
この上ないくらい幸せだった。
こんな風に
楽しい時間に
ずっと憧れてたんだ、
ずーっと、憧れてた、ずーっと、
憧れてたよ、私・・・・・・・・・・・・・。
この日の三時間目は体育で、
マラソンをやった。
学校の周りを一周してからグラウンドを走るのがマラソンのメニューである。
いっせいに、クラス全員が走り出す。
朋子と芽衣は、
走りが速くないので、どんどん差をつけられてしまう。
ああ、辛いなあ。
もうちょっとだけ、走り
速ければなあ。
朋子はとても辛い気持ちで走った。
しかし、芽衣はさほど辛くなさそうで、
むしろ楽しそうだ。
(芽衣ちゃんは、走り速くなくても、
マラソン辛くないのかな?)
朋子には、
なぜ芽衣が楽しそうなのか
わからなかった。
そういえば、この間の昼休み、
朋子と芽衣とクラスの何人かで体育館で
かけっこをした時、
芽衣は
『皆の衆、わらわはまるで亀のような走りをするのじゃ。
それゆえ、どうか
お手柔らかに頼むぞよ。
うさぎさんたちよ。』
と、お道化て言った。
その場にいたクラスの人たちは
お腹を抱えて笑った。
もちろんいい意味で笑ったのだ。
それに芽衣は、この間の席替えで、隣の席になった谷本慶から
『こんなやつのとなりなんてやだー』
と言われると
『私に直して欲しいところがあるなら、
はっきり言いなよ!
ほら、いいな、きちんと聞くから!
何を直して欲しいわけ?
きちんと言いなさい。』
と言った。
谷本慶は、うんともすんとも言えなくて黙り込んでしまい、
ごめん、と謝った。
谷本慶は、単に、自分が不器用だから
クラスで一番工作や絵の得意な芽衣に僻みの感情を持ってたようだ。
朋子はあのとき
芽衣ちゃんすごいな、
あんなひどいこと言われても
ああやって言えるなんて、すごい、
きちんと強く対応できるなんて、
と感心した。
すると、前の方から、
みり、涼子が引き返してきた。
『一緒にゴールしよう。』
二人が、朋子と芽衣の顔を交互に見て
言った。
『え、いいけど、
どうして?
二人とも走り速いのに。
二人とも、一着か二着でゴールできるよ。』
朋子は不思議そうに尋ねた。
みりと涼子は
クラス一、走りが速いし、
他のスポーツも得意だ。
別の日の体育の短距離マラソンのとき、
みりと涼子が位置につき、走ろうとした時に、クラスの女の子たちが、
みーり!涼子!みーり!涼子!
みーり!涼子!
と、掛け声をかけて声援を送っていた。
まるで、人気スポーツ選手か人気アイドルに声援を送るような雰囲気だった。
朋子は声援を送られる二人が、輝いて見えて、眩しく見えて、とても羨ましく思えたものだ。
走り、早くないけど、運動神経、良いわけではないけど、
あんな風に一度なりたい。
『そんなの、なんてことないわぁ。』
みりがいった。
『そうよ、
走り速いったって、
オリンピックに出る人には
負けるわよお。』
涼子だ。
それから四人は、一緒に走り、
一緒にゴールした。
すると、先生と残りのクラスメートたちが、
大きな拍手をした。
それを見た朋子は内心
かなり安堵した、
ああ、よかった、二人と楽しく会話、できた、
普通に会話、できた、楽しく、できた、
よかったよ、
一緒に会話しててつまらない人とは、
おもわれなかったようで、よかったよ。
朋子は、
誰かと楽しく話せることが
どれほど楽しく、幸せか
わかった。
自分とも楽しく話してくれたことが、
自分とも楽しく仲良く話してくれる人がこの世界に何人かだけでもいることが、
この上ないくらい幸せだった。
こんな風に
楽しい時間に
ずっと憧れてたんだ、
ずーっと、憧れてた、ずーっと、
憧れてたよ、私・・・・・・・・・・・・・。
この日の三時間目は体育で、
マラソンをやった。
学校の周りを一周してからグラウンドを走るのがマラソンのメニューである。
いっせいに、クラス全員が走り出す。
朋子と芽衣は、
走りが速くないので、どんどん差をつけられてしまう。
ああ、辛いなあ。
もうちょっとだけ、走り
速ければなあ。
朋子はとても辛い気持ちで走った。
しかし、芽衣はさほど辛くなさそうで、
むしろ楽しそうだ。
(芽衣ちゃんは、走り速くなくても、
マラソン辛くないのかな?)
朋子には、
なぜ芽衣が楽しそうなのか
わからなかった。
そういえば、この間の昼休み、
朋子と芽衣とクラスの何人かで体育館で
かけっこをした時、
芽衣は
『皆の衆、わらわはまるで亀のような走りをするのじゃ。
それゆえ、どうか
お手柔らかに頼むぞよ。
うさぎさんたちよ。』
と、お道化て言った。
その場にいたクラスの人たちは
お腹を抱えて笑った。
もちろんいい意味で笑ったのだ。
それに芽衣は、この間の席替えで、隣の席になった谷本慶から
『こんなやつのとなりなんてやだー』
と言われると
『私に直して欲しいところがあるなら、
はっきり言いなよ!
ほら、いいな、きちんと聞くから!
何を直して欲しいわけ?
きちんと言いなさい。』
と言った。
谷本慶は、うんともすんとも言えなくて黙り込んでしまい、
ごめん、と謝った。
谷本慶は、単に、自分が不器用だから
クラスで一番工作や絵の得意な芽衣に僻みの感情を持ってたようだ。
朋子はあのとき
芽衣ちゃんすごいな、
あんなひどいこと言われても
ああやって言えるなんて、すごい、
きちんと強く対応できるなんて、
と感心した。
すると、前の方から、
みり、涼子が引き返してきた。
『一緒にゴールしよう。』
二人が、朋子と芽衣の顔を交互に見て
言った。
『え、いいけど、
どうして?
二人とも走り速いのに。
二人とも、一着か二着でゴールできるよ。』
朋子は不思議そうに尋ねた。
みりと涼子は
クラス一、走りが速いし、
他のスポーツも得意だ。
別の日の体育の短距離マラソンのとき、
みりと涼子が位置につき、走ろうとした時に、クラスの女の子たちが、
みーり!涼子!みーり!涼子!
みーり!涼子!
と、掛け声をかけて声援を送っていた。
まるで、人気スポーツ選手か人気アイドルに声援を送るような雰囲気だった。
朋子は声援を送られる二人が、輝いて見えて、眩しく見えて、とても羨ましく思えたものだ。
走り、早くないけど、運動神経、良いわけではないけど、
あんな風に一度なりたい。
『そんなの、なんてことないわぁ。』
みりがいった。
『そうよ、
走り速いったって、
オリンピックに出る人には
負けるわよお。』
涼子だ。
それから四人は、一緒に走り、
一緒にゴールした。
すると、先生と残りのクラスメートたちが、
大きな拍手をした。

