悪魔は次の瞬間、
それまでの黒の衣装姿から
ピンクのワイシャツに黒のズボンに黒の蝶ネクタイ姿に変わり、
その次の瞬間
一幸の自宅マンションの屋上に移動した。



すると屋上に一幸がとぼとぼ歩いてきた。


『もう、死んでしまおう・・・・・・・・・・・・・・・
もう、生きてても仕方ないや。』


一幸がつぶやいたので悪魔が声をかけた。



『一幸だっけ?

ふられたくらいで死ぬのか??
いいのかよ??

ええ??』


一幸はゆっくり
悪魔に顔を向けた。


『あ、あんたに、関係ないよ』
と一幸が暗い声を出す。


『お前、ふられただけで死んでいいのかよ、
後悔しないのか??


なら、
ふったことを後悔させるような
男に生まれ変われよ。


死ぬのはそれからでも遅くないだろが!』
と、悪魔。


『そりゃ、あんたは、美形ハンサムで背も高いから言えるんだよ・・・・・。
いいなあ・・・・・。』
と、一幸。
一幸は、成人男性にしてはやや低い
167cm弱。