だけど、小谷は頷き、小さく、「いいよ」と、消え入りそうな声で言った。 ……まじかよ?! 誰でも良かった。 誰でもいいから、こんな状態から救い出して欲しかった。 オレは性懲りも無く、また女を抱くことで、空虚な自分から目を背けようとしていた。