花火を見上げながら、三人で人混みを掻き分けて歩いた。

男の子はちょっと安心した様子で、藤枝君の肩車で花火を楽しんでいるみたい。

やがて男の子の家族が見つかり、両親は興奮しながら、藤枝君にお礼を言っていた。

藤枝君が上海語で答えると、その流暢な話し方にとても驚いてようだった。

男の子は藤枝君に教えて貰った日本語で「またね」と言いながら、私達に手を振って別れた。