「佐野……」 「ごめんっ…… 萩野が、私のこと守ることで、 萩野も死んじゃうかもしれないって、ちっとも気づかなかった……!! 私、サイテーだ!!」 「…………」 「うっ……うぅっ……」 泣きじゃくる私の頭を萩野は優しく撫でた。 「バーカ 死なねーよ。」 「そんなの分からな……」 「死なない。 お前が泣くから。」 「っ……」 萩野は優しく私に笑いかけた。