「萩野が…… 萩野がそんなこと言わないで。 私は……萩野が諦めたら終わりなの。 萩野が信じてくれなきゃ、ダメなの。」 きっと萩野がいなかったら今頃あの神様の前にいる。 萩野が明後日死ぬ、って言えば 私は明後日死んじゃうんだよ。 「…………」 「私もひどいこと言った。 ごめんなさい。」 「いや。 悪かった。」 萩野が謝った瞬間、 クラス中が沸いた。