「え、じゃあお友達?」 「うーん……」 友達……ではないよね。 「萩野くんって女の子の友達いないよね…… 私の中ではホモ推理をしていたんだけど……」 「ちょ、ちょっと! それはないから!」 萩野が聞いたら即パンチが飛んできてしまう。(私に) 「萩野とは1週間だけの約束で一緒にいてもらってるだけだから。 ホント、心配しないで?」 「……うん……」 登校時間のチャイムが鳴った。 「さ、教室戻ろ!」 今度は私が沙紀の手を引いて教室へ戻った。