「……んで……ここっ、に……」



感極まってほとんど声が出ない。



「俺も受けたんだ、運命キャンペーンってやつ。」



「うぅっ……」



「また別の世界に行ったっぽくてさ、

お前、俺のことめっちゃ怖がって……」




私は萩野の言葉をさえぎってその腕の中に飛び込んだ。




「よかったぁ!

しな……なくてっ……生き返って……ううっ」




萩野は泣きじゃくる私の頭をポンポンッと撫でた。