「………気がついたか。」 目が覚めたとき、あたしは黒いベットに横たわっていた。 『龍牙。』 起き上がってハッと腹部を見るが 『弓…………あれ?夢?』 刺さっていた弓もないし、痛みもない。 「夢なんかじゃねぇ。」 低い龍牙の声が響いたと同時に 『っ。』 掴まれたあたしの顎。 強制的に目を合わせられる。 が、その瞳はやさしく、いつものような威圧感も無く、特に吐き気もない。 『なんでって………自分でもわかんない。』 ほんとに、咄嗟だったんだ。