「母さん…母さん!!」 俺は何度も叫んだ。 どうしたらいいかわかんなかった。 翔於の家に電話をして、 駆けつけてきた。 救急車を呼んでもらい、 病院についた時には、 死んでしまった。 父さんが、母さんを殺した。 それしか、頭になかった。 俺は親戚に引き取られた。 中学生になったとき、 俺はグレていた。 ピアスをつけて、指輪を何個もつけていた。 髪も染めていた。