いつまでも思い出の中にいられない。

私にはまだやることがある。






最後にもう一度部屋を見渡し、私は呟いた。




『ーーー…またね。』





涙が滲みそうになるのを堪え部屋を出た。





殺風景の部屋に私の足音だけが響いていた…。