その声で。

「....っ!...いっ!...あいば!」

誰か私を呼んでる...?

体が、激しく揺れて酔いそうだ。



「あいばっ!!これお願いな」



ちょこっと、頭を上げると教卓に提出物が置いてあった。

...持って来いってわけね。

まだ、眠たい頭を無理矢理起きさせた。



「...分かりました。」


「先生は、先に職員室に戻ってる」



本当、あの人は私をなんだと思っているのか。


席から、立ち上がり軽く伸びをした。


今回は重たそう...。


よいしょっと提出物を持って、職員室まで目指した。