「涼ー!」 この声は伊月。振り向くと、「あれ、音和は?」と訊かれる。 「いや……なんか……?」 言葉でどう表せばいいのか…… 「ま、いいよ。後で詳しく。練習行こう」 「……あぁ」 練習試合にはなんとか身が入って、白川に勝つことができた。 が、やっぱり音の様子が気になる…… これは気持ちに気付いたからそう思うだけなのか……? side涼 end