「いいや、わかってねぇ」


「わかってるってば!」


無意識だったとは言え、大きな声を出してしまった。


身体が熱い。


これがキレるという感覚なのだろうか。


だけどリックにとっては、私が逆ギレしているという見方になるかもしれない。


でも私は気にしなかった。


これが逆ギレと見られようが何だろうが、どうだってよかったのだ。


簡単に「殺せ」と言うだけの彼に、私はとにかく不満をぶつけたかったのだ。