「……こんな風、久しぶり」


無意識のうちに声が漏れていた。


私自身、リラックスしているのがわかった。


それは、二種類の安心を意味していた。


一つ目は、目の前にいるのが親友として存在するミオであるということ。


二つ目は、このミオがいる限り今はまだ彼女を殺さなくていいのだということ。


私は今ここにいるミオを殺したいわけではないのだ。


“あの一瞬”に起こる出来事なんて、知るはずのないミオ。


無邪気に笑っているミオ。


私の目の前にいるミオに罪はないのだ。